もみじ☆あるき『もみじ☆あるき』本編に戻る

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はじめまして

 

おっき〜ぃ

 さぁ、いよいよやってきました☆ビクトリアランドへ。ここはリスっていう港町。って、港に降り立つなり怪しい方々が...左のひげがもじゃもじゃでいかにも海の男〜ってのがテオさん。なんだか困ってるそうなんだけど、私があんまり役にたたなそうに見えちゃったのか詳細は教えてもらえなかったの、グスン。

 真ん中の人はちょっとおいといて、右のバニーさんがジェーンさん。ジェーンさんもやっぱり困ってる見たい。でもやっぱり私が頼りないのか、詳しいことは教えてもらえなかったの。

 で、真ん中のキザなお兄さんはチケット売りやさん。実はタクシーやさんで、私たち冒険者を遠くの町まで確実に送り届けてくれるんだって。
 ここで私は、とっても気になる情報を手にしたの。なんと、この大陸では冒険者はいろいろな職業に就けるんだって。さらに私のこの先の冒険に光を指す情報が...

 職業のひとつには「魔法使い」っていうのがあるんだって。いろんなことを見聞きして知識を深められる上に、腕力がなくっても大丈夫なんだって!非力な上に、刃物が恐い私にはもってこいの職業じゃない?
 よ〜し決めたっ、私、魔法使いになる。で、お兄さん、魔法使いにはどこでなれるの? そう、エリニアって場所なね。えっ?魔法使いになるにはレベルが8以上でないといけないの?えっと、今の私はっと...レベル6。

 ガーン!もっと経験積んでからでないとダメなのねぇ、ショック〜ぅ。 よしっ、まずはレベル8になろうっと。目標があるっていいよね、頑張れるもん☆ じゃぁ、そういうわけでまずは町の外へ出てみよう♪

 と思ったけど、この町って大きいのねぇ。いろんな人がいるわ。港にはでっかいサメとかタコがいたし。もしかしてそのうち私もあんなサメとかタコを獲りに海に出たりすることがあるのかしら?なんてね。

 まだ、この町の全部を見たわけじゃないけど、活気もあるし、町の人以外に冒険者の人たちも立ち寄るみたいでいろんなことがありそう☆

私ってば非力...

 

ひらすら殴るべしっ

 町の外に出て最初に目にしたのは赤デンデンでした。他には青デンデンと...何あれ?ポヨンポヨンしてる、緑のスライム?ちょっかいかけてみたけど、全然ダメ。柔らかそうに見えるけど、あれで結構生命力あるのね、きっと。

 どうしよう...こんなんじゃ私、いつまで経ってもレベルアップできないかも?なんて悲嘆にくれつつも、緑or青デンデン退治してたらいきなり声をかけられました。

 弱っちぃ私を見かねて余ってる武器をくれるというの!ホント?どうもありがとう♪通りがかりの冒険者さん☆

 で、私が譲ってもらったのは空色のスノーボード☆常夏みたいな雰囲気のこの場所なのに、どこか遠いところでは雪がいっぱいあるのかな?

 これまで使ってきた棒よりは攻撃できる範囲は広いみたい。でも攻撃力はあんまり無いみたい...そりゃぁ、使ってるのは非力な私だしね。

 よぉ〜し、気合い入れて赤デンデンにもスライムにも挑戦するわよぉ。幸い、町に戻ればベンチがあるから腰掛けて休むことも出来るし。

 疲れては休み、休んではまた戦うをひたすらに繰り返して、ようやっとレベル8になることが出来ました。わ〜い、やったぁ♪これでいよいよ私も念願の魔法使いになれるのね☆
 でわでわ、エリニアに出発〜っ!

エリニア〜☆

 

空、飛んでるよ...

 やってきました、エリニアへ♪なんだか深い森の中にある神秘的なところねぇ。いろいろ見て回りたいんだけど、まずはここにやってきた第一目的を果たしちゃいましょ。

 えっと、目的の場所はっと...魔法図書館ね。それにしても、ずいぶん高いところまで登らないといけないのね、この町の一番高い所なんだぁ。

 ようやくたどり着いた魔法図書館で待っていたのは白い帽子、白いローブに白いお髭の大魔法使い、ハインズ様。 「魔法使いになりたいのなら、私に声をかけたまえ。」

って、もしも〜し、宙に浮かんでるんですけど〜。すご〜い☆

「大魔法使いハインズ様、どうか私を魔法使いにしてください」 ってお願いしたら簡単に私の望みを叶えてくださったの。やったぁ☆これで念願の魔法使いになれました♪

 魔法使いにしていただいただけではなくって、ハインズ様は私にひとつ魔法を授けてくれるっておっしゃるの。せっかくなのでお言葉に甘えさせてもらって「エネルギーボルト」という攻撃魔法を授けてもらいました。
 私は腕力には自信ないけど、気力・精神力なら頑張れそう。どんなときでもへこたれないでやっていこうと思うもの。いろいろなことを見て回って知識も蓄えたいしね☆

 転職できて、あまりにも嬉しかったから自分へのご褒美にウッドワンドっていう杖を買ったの。この杖、私の魔力を高めてくれる効果があるんだって。

 まずは、目標にしてた「魔法使いになる」を実現したからここでちょっとゆっくりとこのエリニアの町とその周辺を探索させてもらいましょっと♪

スライムまみれ

 念願の魔法使いになることはできたけれど、まだ魔法を使うことに慣れてないせいかとっても疲れやすいの。

 体力的には結構大丈夫でも、精神的にはすぐにぼぉってしちゃう...これが気疲れってやつなのかな?

 まだ魔法を連発できるほど精神的にも鍛えられてないので、スノボに持ち替えてスライムと戯れてみました。取り囲まれてモテモテ?
 緑色のキノコさんにはかまってももらえませんでした。いつかあなたを振り向かせてみせるわっ ☆

あたまでかっ

 

痛いのは嫌いなの

 エリニアの北でスライムの生態調査をしてました。でも大量発生されるとすぐに疲れちゃうので、安全なところに待避しつつデンデンをツンツンしてました。

 そうしたら、いきなりものすごい連続攻撃で斬りつけられちゃったの! 全部寸止めしてくれてたから怪我しないで良かったけど、恐かったぁ〜。

 その後しばらく、スライムの調査してからいよいよ疲れてきたのでエリニアに戻ったら...いました!さっき驚かしてくれた人が。その人はシーフのシュン殺さん☆

 私が鉢巻してたら揃えてくれたんだけど...なんだかアタマ長くありませんか?いや、そのトサカは立派なんですけど...お話ししたらとても楽しい人でした。

 でも、盗賊って職業も面白いですねぇ。パッと目の前からいなくなっちゃったりして...相手に気付かれずに接近して音も立てずに殺られたら...と、考えたら背筋が寒くなりますね。

 だけど、そのシュン殺さん、加虐趣味だけじゃなくって被虐趣味まであるのかしら...いきなり、「俺を斬ってくれ!」なんて言われたから吃驚。

 そもそも私は刃物苦手なので、一度は断ったんだけど結局棒で折檻してみました。これがきっかけでイケない趣味に目覚めたらどう責任取ってくれるんですか?シュン殺さん☆

 たっぷり談笑して楽しませていただきましたが、その後スライムの生態調査に戻ることはせずにそのまま休ませてもらうことにしました。

  とっても楽しい1日でした、また逢えるかな、シュン殺さんに♪

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