もみじ☆あるき『もみじ☆あるき』本編に戻る

001 002 003 004 005 006 007 008 009 010


ここはどこ?

 あれ?ここどこ?何でこんなところにいるの?う〜ん。

あっ♪あそこにいる娘に訊いてみよう☆
「あなたは誰?どうして学校でもないのにそんなカッコしてるの?ここはどこ?」


 そう、ヒナちゃんていうのね。新しい旅人さんって私のことなんだ...で、ここはメイプルアイランドっていうのね。
 で、ヒナちゃんはどうしてセーラーふ...えっ、鏡?セーラさんて人からそれを借りてくればいいのね?

 あ、あそこでお洗濯物干してるのがセーラ姉さんね。
「セーラ姉さん、ヒナちゃんが鏡貸してって。それから下着は陰干しにした方が良いと思うよ♪」

 鏡は簡単に貸してもらえちゃった。あの人、私と初対面なのに、きっと人が良いのね。あ、私もか☆

 はい、ヒナちゃん 借りてきたよ、これで良いんだよね♪
え、次のところへ送ってくれるの?ありがとう、じゃぁね☆

威張る人嫌いっ

 今度の場所はどこかしら?あれ、また人がいる。ローザーさんていうのね。


 痛っ、急に何するんですか?え、リンゴをくれる?で、食べろっていうの?毒とか入ってないでしょうね...

 あっ、なんだか元気が出てきた♪でもこれを教えてくれるのだけに酷いことするなんて...口で言ってくれればちゃんと理解できますっ!あの後ろ髪と自信満々で上から見下ろした態度、感じ悪いですよっ

バニーだ...

 バニーだ...バニーちゃんがいる...
「どうして真っ昼間からバニースーツなんですか?しかも外で。もしかして客引き?」
えっ、ニナさん、何?おうちの中にいるセンちゃんに食べたいものを訊いてくればいいのね。わかった、行って来てあげるよ。


 ヒナちゃんといい、ニナさんといい、すぐ近くにいるんだから自分で行けばいいのに...運動不足になっちゃいますよっ。で、センちゃんはこっちかな?

 ...って、あれ?戻れない...ホントにすぐそこに見えてるおうちだったのね、私ったらおっちょこちょいなんだから♪ニナさん、ゴメンね☆センちゃんには自分で訊いて下さいね。でないとセンちゃんおなか空きすぎで動かなくなっちゃうよ♪

ふたご?

 

れべるあっぷ〜☆

 ニナさんのところへ戻れなくなっちゃった私は、このままここにいても意味がないみたいなので先に進むことに。

 どんどん上っていって一番上にいたのは、ピーターさん。話しかけて次に進んだら、おんなじ人が!あ、でも彼はロビンさんなのね(笑)
 ここでもピーターさんのところへは戻れないみたい。

 深く考えてもわかりそうもないし、他にどんなところがあるのか見ていたいから、とりあえず先へ進んでみたの。


 そしたら、いきなり緑のからしょったおっきなカタツムリがいるの!しかもたくさん!こっちに来て欲しくなかったのにどんどん近づいて来ちゃうからこないでぇって手に持ってた棒を振り回したの。カタツムリに何回かあたったら、カタツムリ溶けてなくなっちゃった。そしてそのあとにはカタツムリの殻とお金が...

 ハッ、そういえば私お金持ってない!これもらっちゃっても良いのかな?良いんだよね、きっと。でも生き物殺して金品奪うなんてあんまり好きじゃないかな。でも、私もこれからここで生活していくことになるんだからやっぱりお金は大事!害獣退治だと自分を偽ってでもこうしていくしかないのかな、やっぱり。

 このあとも何匹かカタツムリをやっつけてたら、いきなり眩しい光に包まれたの!何が起こったのかわからなかったけど、ポケットの中にカードが入っててそれが光ったみたいなの...で、そのカードにはなんだかいろいろ書いてあるの。その中でレベルってのが「2」になってて、「経験値」が一定のところまで溜まるとあがるみたい。それにしてもこのカード、不思議。だって今の経験値だとか体力までわかるんだもん。便利ねぇ。

 さっ、それじゃぁ、これからいろいろ経験積んでいろいろなところを見て回ることにしましょうか☆

きれいなおねえさん

 

レインちゃんとマイちゃん

 緑の鉢巻を拾いました♪本当は赤いのが欲しかったんだけど、文句は言えません。無いよりましだし。


 また、おつかいを頼まれちゃいました。依頼主はマリアさん。アムホストっていう所にいるルーカスさんという人にお手紙を届けて欲しいんだって。
 でもマリアさん、ハートマークのついたこんなに可愛いポストがあるってことは、郵便屋さん来てくれるんでしょ?えっ?急いでるから...?いいわ、私が届けてきてあげるよ。

 アムホストまでの道はデンデンがいっぱい。それも緑じゃなくて、青い殻のと赤い殻のが(泣) そしてなんと驚くことに歩くキノコがいるの!それもデンデンよりも早く動けるの、いや〜ん。キノコは好きだけど、動くのはちょっと...いやかも。


 何とかアムホストにたどり着けた私は、お届け主のルーカスさんを捜すことに。レインちゃん、マイちゃんって女の子たちとちょっとお話ししてから、村の真ん中当あたりでルーカスさんに会えました。

「はいっ、マリアさんからのお手紙です」って渡したら、ルーカスさんすぐにお返事用意して私に差し出すの。私、本当は郵便屋さんじゃないんだけどなぁ。ま、いっか。人助け、人助け。そういえば、ルーカスさんてどんな人だったっけ?確かにあったのに、お顔をうまく思い出せないの...確かちょっと恐そうなおじいさんだったけどはずだけど。


 帰り道も赤&青のデンデンとキノコにいじめられて泣きそうになっちゃった。でも、何とかマリアさんにお手紙のお返事をお届けすることが出来ましたっ☆そしたらマリアさん、お礼にって私に赤い鉢巻をくれたの!
 わ〜いっ、マリアさん、どうもありがとう♪さっそく付け替えてみますね。う〜ん、やっぱり緑よりは赤の方が私には似合うかも☆
 だけど、マリアさんてどうしてあんな所にいたんだろ?ポストだけでおうちはないし...いったいどこで生活してるの?しかもあの辺、カタツムリがうようよしてるし...ハッ、もしかしてマリアさんて私なんかよりも強かったりして。

ポルくんごめんね

 

さようなら〜

 マリアさんのおつかいが終わったあと、ふと一番最初に出会ったヒナちゃんの言葉を思い出したの。

「旅人さんはみんなここでお金を150メル貯めて、港町サウスペリから空飛ぶお船でビクトリアランドに渡っていくの…」

 港町サウスペリかぁ。って、その前に私、お金どれくらい持ってるんだろう...ひぃ、ふぅ、みぃ...よかったぁ、お金は足りてる見たい。じゃ、その港町って所へいってみましょうか!


  それにしても私って本当に虚弱体質なのかしら?それとも赤いデンデンが強いのかしら?これまでに見かけた冒険者さんたちは私と違って刃物を持ってる人たちが多かったみたいだけど、私は刃物恐くて、持つのイヤだしなぁ。あっ、でも別にぶきっちょさんなわけじゃないのよ。ただ刃物が恐いだけ。


 そんなこんなでやっと到着しました、サウスペリに。ここで私はポルくんていう男の子に出会ったの。彼はお兄ちゃんとはぐれちゃったらしいの。私は今までにポルくんのお兄ちゃんらしい人には会ってないよなぁ。ゴメンね、力になって上げられなくって。早く会えるといいね。

 町の一番奥には港があって、そこには確かに飛空挺っていうのかな?船が停泊してたわ。シャンクスさんっていう船長さんにヒナちゃんから聞いてたお金を渡してこの船に乗せてもらうことにしたの。
  いよいよ、このメイプルランドともお別れね。新しいところではどんなことが私を待っていてくれるのかしら☆

NEXON社の著作物利用のガイドラインに基づき、当サイト内の版権画像の再転載を禁じます。