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いよいよ4次転職の試験が始まります  ロベイラ様の推薦状を携えてリプレ大陸へ渡ってきました。「雪乃果」さんのお話によると、グリト様は動物の谷の奥にいらっしゃるそうです。

 バクが草を食んでいるのを邪魔しないよう注意深く進んで、何とか目的の場所に辿り着きました。雪乃果さんはすでに到着して待っていてくれました。
 グリト様に初めて拝謁しましたが、なんだかまだ実感が湧きません。滑らかで美しい長髪から覗く耳は長く先端が尖っています。グリト様は人間ではなく、エルフなのでしょうか。
 ロベイラ様の書状に簡単に目を通したグリト様は、私にエルナス、アクアリウム、ルディブリアムの3つの秘密について語りだしました。
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超特急でリプレの街へ 「以上がこの世界の成り立ちです。今後はこれらのことをよく理解して行動していただきたい。さて、それではこれから貴女に課題を出します」

 長いお話しの最後にグリト様が私に出された課題はあるものを手に入れてくる、といった内容でした。入手方法は2つあるそうです。ひとつは、リプレの森に棲む幻獣である、ドラゴンとグリフォンを倒して自らの実力を証明すること。もうひとつは、リプレの街の長老タタモさんを助けることだそうです。
「これを持ってタタモさんの処へ行くといいのです」
 課題を聞き終えて溜息をつく私に、「雪乃果」さんが呪術書を手渡してくれました。街に戻って長老のお話を聞いていると、彼女が渡してくれたものがまさにそれであることがわかりました。
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無事、完了  私がエルナス経由でリプレ大陸へ移動をしている間に、「雪乃果」さんは先ほどの呪術書を手に入れてくれたそうです。高価なものらしく、手持ちが無かったので後日改めてお支払いさせていただくことにしました。

 グリト様に課題の品を提出し、無事に上級職、ビショップとなることが出来ました。新たなる力についてグリト様より説明をいただきましたが、私にこれ以上の力を扱うことが出来るかどうかは自信がありません。
 私は、自身が世界を救う英雄になろうなどとは全く考えておりません。私の望みはただ一つ、私の周囲の身近な人間に笑顔で楽しく過ごしてもらうことだけです。その為に私に何が出来るのか、これからゆっくり考えてみたいと思います。
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「力」を手に入れるために  無事に手続きを終え、安心して「雪乃果」さんと話し込んでいたら、「nativemini」、「すぅぴ」ご夫妻が来てくださり、お祝いのお言葉をかけてもらえました。

 そして、聖職者としての大先輩、すぅぴさんにこれからの歩み方を指導していただきました。
 大事な誰かを護るためには、癒しの力だけではどうにもならないことがあるようです。これまでの私は、誰かの後をついて回り、支援することで歩みやすい環境を作ろうと努力をしてきました。
 しかし、時には自ら面に立って導くことも考えられます。そういった際には、進むべき道に立ち塞がる障害を排除する力が必要になるというのです。より積極的に誰かを護ることが出来るようになるため、ある人物を訪れました。
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力を解放するために  みんなに連れられてやってきたのは、リプレの奥地でした。断崖の途中に倒れている人がいます。「すぅぴ」さんの勧めでその人物とお話しすることになりました。

 その人物は聖なる竜を守る役割をしている騎士ということですが、古傷のおかげで満足に動くことが出来ないようです。
 彼、ラウルさんが言うには、今まで私が呼び出していた竜はもっと育てることが出来るそうです。確かに、私が召喚している竜は幼竜とも思えるほど小さな身体をしていましたし、霊的な存在で実体を持っていませんでした。
 彼に言われるままに、私達はこの峡谷に棲息するワイバーン達から活きの良い心臓を収集します。ラウルさんはそれを用いて竜に実体を持たせる儀式を施してくださいました。
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