|

|
「あいつならおそらく、格納庫にいるだろうから頼んだぞ」
ドクターから有無を言わさず、機械装置のようなものを託されてしまった私たち...任務放棄などしてこの星が攻め滅ぼされても困るので、仕方なく持っていくことに。
「あの、ドクターにこれを託されてきたのですが...」
格納庫には赤いつなぎ服を着た男の人がいました。
「なに、これ?ドクターから?あ、網膜スキャンのセキュリティ付きか...へぇ。これが噂の新型の設計図かぁ」
「新型ってなんです?」
「ロボットだよ、ロボット、決まってるだろ。それにしても凄いぜ、こりゃ。そうだ、これさぁフニにも見せてやってよ。きっと俺よりも驚くぜぇ?」
「えと、それなんですが、私たちも人捜しの途中なので、チョリさんがご自分で行っていただけないかしら?」
「俺?ダメダメ、見てわからないの?今イメージトレーニング中なのよ。それからさ、フニも随分と長いこと任務で野外に出てるから食料少ないかも知れないんだ。ってなことで、その辺で宇宙食でも調達して一緒に届けてやってね」 |
|