ネーラさんのお手伝いも終わり、地下鉄構内の撮影も完了しました。
地上に上がってきた私の目にシュミちゃんとお話ししている可愛らしい女の子の姿が飛び込んできました。どうやら魔法使いの娘のようですが、何か雰囲気が違います。
思わず声をかけてしまいました。
「失礼ですけど、貴女魔法使いよね?」
「ええ、そうですわよ。でも肉体派なんですの」
「えっ?それってどういう...」
「つまり、物理的に殴りつけて相手を倒すんですの」
「そ、そう。大変そうだけど、この先はどうなさるの?」
「クレリックになってみんなを癒して差し上げますわ」
「あら、それでは私と同じですね。よろしかったら頑張ってる貴女をお手伝いさせていただいてもよろしいかしら?」
こうして私はちょっとかわった娘、「朋萌」ちゃんと出逢ったのでした☆ |