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 ヘラーさんからお預かりしたペンダントを持ってゼイドさんに逢いに行きました。

「このペンダントは...彼女、元気でやっていましたか?」
「ええ、これをあなたにお渡ししてから古代の本についてお話を聞くように言われてきました」
「確かにあの本は雪原のどこかで失われたとの記述はあったので私も何度も探してはいるのです。
  そういえば、あなたなら深い谷の奥までいかれそうですね。実は谷の奥にお墓があるそうなんです。それを調べてみたいのですが、私はそこまで辿り着けませんでした。あなたに調査をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「ええ、確かに引き受けました」
「では、これをお持ちになって下さい。少しでもあなたの助けになれるかも知れませんから」
 そう言ってゼイドさんが渡してくれたのは、靴に素早さを付与できる魔法の書でした。

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「ありがとうございます。ではゼイドさん、行ってきます」

 再びエルナスの雪原を探索に出発です。氷の谷の奥でジェフさんに挨拶をしてからエルナスダンジョンへと足を進めます。険しい絶壁を踏破した先は狼の領域と呼ばれるところ。
 そこに問題のお墓らしきものがありました。お墓を調べるなどあまり気持ちの良い行為ではありませんが仕方がありません。
 墓石の表面に刻まれた文字は風化してしまっていて読みとることができません。墓石自体は特にどうというものではないようですね。
 ふとお墓の後ろに目をやると、随分土が盛り上がっています。墓暴きなど聖職者のすることではないのは十分承知していますが、これも調査のためと自分に言い聞かせます。
 ほんの少し掘り返しただけで、遺骸が見えてきました。すでに白骨化しているようです。こんな浅いところに...狼たちに荒らされていないのが嘘のようです。
  遺骨の指に鈍い光を発する古そうな指輪を発見しました。果たしてこれが手がかりになりうるのでしょうか?

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 エルナスに戻り、ゼイドさんに指輪を見てもらいましたが彼にはわからないようです。アルケスタ様に見ていただくしかないのかな...でも、こんな指輪で何かわかるのかしら...

ズデッ
 不意に出された足を避けることができす、無様に倒れてしまった私。どうやら、指輪に気を取られすぎてアルケスタ様のところへ向かう道を通り過ぎてしまったようです。
「ほほぅ。見た目はちと古いが何か力を秘めた指輪見てぇだな、こいつぁ」
 えっ、指輪!?しまった、倒れたときに放してしまったのね...
「おじさま、それは私のものです。返してくださいな」
「あぁん?何言ってんだ?これは俺が拾ったんだぜ。おっと睨んでもダメだぜ。やり合ったって俺の方が強いぜ」
 くっ、確かに腕は立ちそうですね...
「そんなに返して欲しけりゃ、俺のために働いてもらおうか。そうすりゃ、考えてやらないこともないぜ」

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「最近よぉ、やたら狼の毛皮が高くなってきたからよ。俺も便乗しようかと思ってな。ヘクタとホワイトパン100ずつ頼むわ」

 ヘクタは以前「龍鴈」さんたちのお手伝いをしたときに集めておいたのですが、ホワイトパンはさすがに持っていません。ヘクタよりも手強いというのに...
「れむさん。ホワイトパン、あげるよ。中者と遊んでたらいっぱい集まったから。悪いけど、話は聞かせてもらったよ。なんせ、スカドルのおっさんは声でかいから...」
「いいの?ありがとう助かったわ☆中前さんにもありがとうって言っておいて下さいな」
「ぁ、ついでにこれもあげるよ。ウルフの爪」
「かさねがさねどうも♪」
 本当にナイスタイミングで現れてくれた「聖騎士レイン」さんに助けていただきました。

「スカドルさん、お待たせいたしました。これで指輪を返していただけますね?」
「仕方ねぇな。約束は約束だ、ほらよ。その指輪なんだがよ、俺がこっちへ渡ってくる前にビクトリアアイランドの賢者が話してたやつだと思うぜ。アルケスタの爺様に聞いてみな?」
「あら、ありがとう。さっそくアルケスタ様のところへ行ってみますね」

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 「聖騎士レイン」さんに教えてもらって職人のボゲンさんにこれまでに集めてきたクリスタルを精製してもらいました。ごちゃごちゃとたくさんあった欠片がきれいな結晶になりました☆

「アルケスタ様、このような指輪を見つけたのですが..スカドルさんがこれをアルケスタ様に見せてみろって」
「スカドルが?どれ...ほほぅ、確かにこれはビクトリアの四賢者と関係のあるもののようじゃな。こいつを見せれば彼らも何かを語ってくれるじゃろう。行ってくれるか?」
「はい。でも、4賢者というのは?」
「お嬢さんや。君はどうやって今の力を得たのだね?」
「私ですか?エリニアのハインズ様に力を引き出してもらって...」
「そう、ハインズは四賢者のうちのひとりじゃ。もうわかったかな?まずは、ペリオンの勇者のもとを訪れるがよい」

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