ヘラーさんからお預かりしたペンダントを持ってゼイドさんに逢いに行きました。
「このペンダントは...彼女、元気でやっていましたか?」
「ええ、これをあなたにお渡ししてから古代の本についてお話を聞くように言われてきました」
「確かにあの本は雪原のどこかで失われたとの記述はあったので私も何度も探してはいるのです。
そういえば、あなたなら深い谷の奥までいかれそうですね。実は谷の奥にお墓があるそうなんです。それを調べてみたいのですが、私はそこまで辿り着けませんでした。あなたに調査をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「ええ、確かに引き受けました」
「では、これをお持ちになって下さい。少しでもあなたの助けになれるかも知れませんから」
そう言ってゼイドさんが渡してくれたのは、靴に素早さを付与できる魔法の書でした。 |