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 「マクリ差し」さんと連れだって、恐怖の見学ツアースタートです☆エビルアイの巣を最下層まで下りていきました。私はエビルアイの巣は第2層までしか下りたことなかったのでドキドキしながらおっかなびっくりで進んでゆきました。マクリさんは余裕です。先に飛び込んでくれるので、後から安心して着いてゆくことができます。
「れむさん、ここから先は気をつけてくださいね。ここくぐったらいきなりいるかもしれないから」
「恐いわ、念のためにマジックガードしておきますね」
「じゃ、行きましょう」

  で、「ドレイクの狩り場」と呼ばれるその場所に到着した途端、恐竜にはね飛ばされてしまいました...
「痛ぁ。本当にいきなりでしたね」
「大丈夫ですか、れむさん?手荒い歓迎受けましたけど」
「ええ、何とか。動けます」
「さらに奥に進みますよ」

 その場にいた戦士さんに助けてもらってドレイクの狩り場を通り抜けた私たちは、薄暗い「光を失った洞窟」という場所に到着。なんだか肌寒い気がするわ。
「ここには先程のドレイクと、あとコールドアイがいます」
「エビルアイと同族のやつですね」
 ここでもマクリさんが優しく先導してくれたので無事に通過することができました。エビルアイだけでも手一杯の私はコールドアイなんてとても太刀打ちできません。せめてマクリさんの回復と背中を守るくらいはお役に立ちたいです。

 必死にマクリさんの後を着いてゆく私。ようやっと光の差し込む開けた場所に到着しました☆
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「ここから奥に入っていくとワイルドカーゴがいます」
「おっきなニャンコのことですね?見学することはできないでしょうか?」
「大丈夫ですけど...では、行ってみますか」
「ぜひ♪お願いします」

 坑道の入口のようなところから中へと進んでゆきました。そういえば、入口は板を打ち付けて通れないようにした形跡があった気がしますが、そんなに危険な場所なのでしょうか?

 中に足を踏み入れると、コールドアイの大群に遭遇しました。「マクリ差し」さんに通れるようにしてもらってから奥へと進みます...いました、恐竜と一緒に走り回っているニャンコが。凄い迫力ですね。
「マクリさん、ありがとうございました。満足しました。」
「では戻りましょうか」
 戻り際、何を思ったかニャンコが見送りに来てくれました。そんな...お願いですから気を遣わないでくださいな。またいつか会いに来ますから、今は帰してくださいよぉ。

 さぁ、次はいよいよメインイベント☆牛さん見学に向かいます♪
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 いよいよ、牛さんとご対面です...と思ったらここはまだ扉だけということでその先には通路が岩盤むき出しの通路が続いていました。
 九十九折りのその通路を下っていったその先は再び開けた場所でした。風化して崩れかかった石柱が静かに並んでいます。

 足場から下を覗いてみると...いました。2本の足で大地を踏みしめて屹立するその姿は巨人のよう。しかし、全身を毛に覆われ、頭部には2本の角。まさに2足歩行の牛さんです。その手には月の形をした槍のようなものを持っています。あんなもの構えて突撃でもされた時には、頭と身体がさよならしちゃいそうです。
 圧倒されていました、その迫力に。
「ささ、れむさん。奥に行きましょう」
「えっ、ここで見学終了じゃないんですか?」
「ええ。まだ青いのを見ていませんし」
「だけど、どうやってこの奥に進むのですか?牛さん暴れてますよ?」
「隙を見て、です」

 そう言って、「マクリ差し」さんは少し離れた場所から垂れているロープに渡っていきました。次は私の番ね...やっぱり恐いです...それでもここまで連れてきてもらったのですから、その先も見てみたいです。
 牛さんの隙を見て走り出した私、その途端に牛さんがこちらを振り返って突進してきました...轢かれちゃいました、牛さんに。気が遠くなって目の前が白くなりかけましたが、まだ何とか動けるようです。
「大丈夫ですか、れむさん?なんか、洒落になってませんでしたが...」
「ええ。マクリさん、ご心配をおかけしました。辛うじて往きてるみたいです」

 こうして私は息も絶え絶えになりながらも、その先を目指してマクリさんについていきました...
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 その後も何度か牛さんをかいくぐって「マクリ差し」さんと奥へ進んでいきました。
「あ、れむさん。あそこを見てください」
「あら?鎧の青いのがいますね?手にしてるものも鉾かしら、あれって」
「あれがタウロスピア、通称青牛です」
「なるほどぉ。こちらの方が気性が荒そうですね...」
「アブないですよ、気をつけてくださいね」
「触らぬ牛に何とやらですね♪」

「もう少し奥に進むと、神殿の主がいるところです」
「まぁ、遭えるのかしら」
「無理でしょうね、不在の時が多いらしいですよ。でも行くだけ行ってみましょう」
 ゲートをくぐり抜けてびっくり。目の前に青牛さんがたちはだかっています。慌てて下に待避しましたが、そこにも青牛さんが...
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 ドンっと全身に走る衝撃、どうやらまた轢かれてしまったようです。あぁ、あそこのロープまで移動できれば...その前に回復をしておかなければ...この時点で、私の意識はすでに途切れ途切れでした。気付けのお水も間に合わず、再び走る衝撃。

 急に体が軽くなって、意識がクリアになりました。目の前で青牛さんが私に向かって鉾を振り回しています。でももう、何も感じません...どうやら私、逝ってしまったようですね。あぁ、ダメ、「マクリ差し」さん。こちらに来てはダメですってば。大事な命を粗末にすることはありませんよ。

 案外、呆気ないものなんですね、人間の人生なんてものは。だんだん意識も薄れて、目の前が真っ白になってゆきます。マクリさん...今までいろいろとありがとうございました。そろそろ...私
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