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祭壇前の控えの間

 前回、ならず者集団の無法により断念したジャクム討伐。今回は時間をずらしての開催となったようです。しかし、今回もならず者集団が動きをを見せているとの情報が...

 全員の準備が整ったところで、予定よりも少し早めに門前に出発します。私達が到着したときには門は既に開け放たれていました。怪しげな人影も今のところは見受けられないようです。

 主催する「上級准尉」さんの号令で次々と門を潜ってゆく討伐対の面々。門を潜って驚いたのは祭壇の前に控えの間と呼ばれる小部屋ができていたことです。私が前回挑戦したときにはこんな部屋無かったのに...

あっという間に落ちる腕

 本格的なジャクム討伐戦は初めての私。ちょっとしたことでも確認をしておかないと全体に迷惑をかけてしまいそうで不安になります。くだらないと思われる質問にも「上級准尉」さんは丁寧に答えてくれました。

 緊張する中、ついに腕落しが始まりました。8本あるジャクムの腕はそれぞれ異なった攻撃を仕掛けてきます。混戦で身体の動きも鈍い所為か、自分が何処にいるのか見失いそうになってしまいます。

 私一人が空回りしているうちに、腕はどんどん落とされてゆきます。最後の腕1本を残したところで、本体に臨む前の調整と確認が行われました。私以外にもビショップさんが参加されていたので、今回は貴重な経験をさせてもらうだけで良しとしましょう。

こわーい

 私がジャクム討伐に参加したかった理由、それは「エンジェルレイ」という新しい力を得たかったからです。この力を習得するためのスキルブックは他の人に譲り渡すことが出来ない特殊なアイテムだそうです。

 腕1本を残した状態で「上級准尉」さんに呼び出されたビショップ3人。討伐完了後にエンジェルレイのブックが出た場合のことをどうするか聞かれました。

 私は今回辞退するつもりだったのですが、それよりも早くレギュラのお二人が辞退の意を表してしまいました。ゲスト参加させてもらっている身の私としては次の機会がいつ巡ってくるかもわかりません。喜んでこの貴重な機会を譲っていただくことにしました。

 そして遂に最後の腕が落とされ、より苛烈な本体との対峙が始まりました。

3段階突入

 私にとって未知の領域、ジャクム本体戦に突入しました。プレッシャもこれまで以上、身体が重く感じられてきました。討伐隊の皆さんは攻撃の手を緩めることなく、これまで以上に激しくジャクムを攻め立てます。

 ジャクムの挙動に関しては私も予習をしてきたつもりなのですが、いざ対峙すると頭の中は真っ白です。雷に撃たれて癒しの力を発揮できなくなったことに気付くまでに数瞬掛かり、慌ててしまいました。

 周囲を確認する余裕が出てくる頃には、辺りは凄いことになっていました。犠牲者こそ殆んど出ませんでしたが、ジャクムの神気に中てられて祭壇の外に弾き出される人が数人出てしまいました。召喚されるガーディアンの数も増え、祭壇の中に安全な場所など無くなりました。

オーパーツの群れ

 ジャクムが召喚したガーディアンの大群は祭壇の中を飛び回り、怒り狂ったジャクム自身も雷を落とし、燃える石柱を降らせて討伐隊員を苦しめます。

 おそらくこれが最期の攻防になるでしょう。ジャクムの攻撃を凌ぎながら、本体に反撃を加えます。ガーディアンに揉みくちゃにされる中、必死に癒しを唱え続けていると、いつしか雷は止み、衝撃波もこなくなりました。

 ガーディアンを打ち落としてゆくと視界がクリアになってゆきます。ジャクムが降臨していたそこには何もありません。最期のガーディアンを駆逐し終え、討伐隊員の顔にも笑みが溢れます。そこかしこに飛び散っている金品、果たしてこの中に目的のものはあるのでしょうか。

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